通貨ではなく借用書?IOUってなに?異色の仮想通貨、リップルを解説!

リップルの仕組みは?

2017年は、仮想通貨元年といわれていますが、その中でも特にリップルは、各国の銀行との連携を強めるなど、注目を集めています。

よく、「リップルコイン」という人がいますが、これは正確ではありません。

リップル社が構築した決済ネットワークの中で、XRPという単位で使用されるものを、リップルコインと通称で呼んでいるのです。

ドルや円といった各国の通貨を、いったんXRPという単位に交換することで、為替変動のリスクに左右されることなく、国際間での決済がタイムラグなしで可能になるのが特徴です。

リップルは仮想通貨ではない?

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リップルはビットコイン以外の仮想通貨、アルトコインの一つとして分類されていますが、開発自体はビットコインよりも早い2004年に始まったとされています。

ビットコインをはじめとした他の仮想通貨は、基本的に分散型のネットワークで、運営・管理主体を持たないという特徴があります。

リップルは、リップル社が開発、運営しており、リップルというネットワークの中で使用されることから、仮想通貨とは呼べない、という人もいるぐらいです。

実際には、他の仮想通貨同様にブロックチェーンの技術をベースに構築されており、また仮想通貨取引所でも購入可能なので、分類としては仮想通貨に入れられています。

しかし、ビットコインを始めとする仮想通貨とは少し毛色が異なった存在であることは確かです。

その主な要因となっている、リップル特有の「IOU]という仕組みについてみていきましょう。

IOU(I owe you)は借用証書

IOUとは、「I owe you」の略で、日本語でいえば、「私はあなたに借りがある」、という意味になります。

通貨というよりも借用証書や手形をイメージしていただいた方が近いのではないでしょうか。

リップルのネットワーク内では、このIOUを使ってさまざまな取引を行います。

具体的な例でみてみましょう。

日本のA自動車会社が、アメリカのB部品製造会社から部品を調達し、さらにB部品会社はドイツのC部品会社から部品を調達するとします。

まず、A社はIOU発行会社に100万円を支払い、100万円分のIOUを発行してもらいます。

A社は、B社から部品を調達し、部品代に相当するIOUを渡します。

B社は、C社から必要な部品を調達し、代金としてIOUを渡します。

C社は、受け取ったIOUを発行会社に持ち込み、ユーロに交換します。

自動車はグローバルな商品なので、こういった取引は珍しくありません。

しかし、これを三か国の通貨で行っていると、円からドル、ドルからユーロと交換する必要があります。

当然、為替変動のリスクもありますし、手数料や手間もばかにならないでしょう。

IOUを使うことで、そういった部分のコストや手間を省くことが可能になるのです。

IOU発行会社は銀行?

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この取引で中心となるのが、通貨をIOUに交換して発行する会社になりますが、リップル社では、そこにはタッチしません。

リップルは、この決済ネットワークの運営及び管理を行っているだけなのです。

そうすると、もしIOUを使って取引を行うのであれば、一番心配なのは、IOUを発行する会社の信用ではないでしょうか。

もしIOUを発行している会社が、払い戻しできなかった場合には、たちまちIOUは不渡り手形のような状態になり、この仕組み自体が崩れてしまいます。

もちろん、リップルもそのリスクは理解しており、リップルでは信頼できるはIOUの発行体として、各国の銀行にネットワークへの参加を呼び掛けています。

現在、世界の大手7行がこの呼びかけに応じて、リップルのネットワークへの参加表明しています。

その大手7行とは、スペインのサンタンデール、イタリアのウニクレディト、スイスのUBS、ドイツのライゼバンク、カナダのCIBCとATB金融及びUAEのNBADとなっています。

また、日本でもSBIホールディングスがリップル社への出資を表明し、SBIリップルアジアを設立するというニュースがありました。

銀行としても、国際間決済でのコスト削減やスピードアップが可能となることから、メリットがある仕組みといえるのではないでしょうか。

今後も、リップルのネットワークに参加する銀行も増えていく可能性があり、金融業界動向にも注目です。

リップルの相場が落ち着いている理由

 
チャート

リップルは、2017年に入り、5月にはいったん、1XRPが50円近くまで高騰しましたが、それ以降は落ち着き、2017年11月現在では1XRPが27円前後と落ち着いている状態です。

ビットコインの分裂騒動も落ち着き、各国の銀行がリップルネットワークへの参加を表明するといったよい材料がそろってきたにもかかわらず、高騰することなく、値動きが落ち着いた状態です。

ビットコインは再び高騰に転じ、11月末には1BTCが100万円を突破し、他のアルトコインもそれに引っ張られるように価格が上昇しているのと対照的です。

もちろん、理由は一つではないでしょうが、少なくともリップルがブリッジ通貨であるという特性が大きく影響していると考えられます。

通貨と通貨の橋渡しをするといく役割があるのですが、そのブリッジ通貨自体の価格が乱高下していたら、為替変動リスクどころの話ではなくなってしまうでしょう。

ネットワークを管理するリップル社では、価格変動を抑える方向で調整しているという見方が、専門家の間では広まっているようです。

その一方で、リップル社からは、1XRPの価値を1アメリカドル程度まで引き上げていくのが目標、というアナウンスもあり、今後の値上げにも含みを持たせた恰好となっています。

リップルを購入できる取引所は?

仮想通貨取引所

日本でリップルを取り扱っている取引所ですが、ビットコインに比べれば、まだまだ少ない状況で、コインチェックとビットバンク、GMOコインで取り扱っています。

このうち、コインチェックは仮想通貨販売所のみ、ビットバンクは仮想通貨取引所のみの取り扱いとなっています(2017年11月27日現在)。

もちろん、取引所や販売所といっても実際の店舗ではなく、インターネットのサイトのことです。

同じサイト内で、取引所と販売所の両方が掲載されているので、始めた仮想通貨の取引を行おうという方には、少しわかりづらいかもしれません。

販売所というのは、その名の通り、仮想通貨を売りたい人と買いたい人が集まって、それぞれ取引を行う場所で、オークションをイメージしてもらえればわかりやすいでしょうか。

一方の販売所は、取引所運営会社が仮想通貨を販売している場所です。

最大の違いは、取引所であれば、自分で価格を示し、それに応じる参加者がいれば売買が成立します。

当然、価格やあるいは量といった条件が折り合わなければ、売買は成立しません。

販売所の方は、提示された価格で、いつでも欲しいだけの量の売買が可能ですが、取引所に比べると売るときは割安、買う時には割高になります。

このため、時間をかけてもよい取引であれば取引所、すみやかに売買したのであれば販売所がおすすめです。

それどれにメリットとデメリットがあるので、それを理解してうまく使い分けるようにしましょう。

いずれにせよ、可能であれば複数の取引所を使うことはリスクの分散化として有効ではないでしょうか。

話題の仮想通貨、リップルコイン(Ripple)はどこで購入できる?

2018.02.18

まとめ

いかがでしたでしょうか。

リップルが、ビットコインを始めとする他の仮想通貨に比べると異色の存在であることが理解いただけたかと思います。

今後、リップルを市場がどう評価していくか、動向が注目されます。




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